ドローン飛行に伴う電波調査:干渉防止、墜落防止
ドローンの飛行前、飛行時に電波調査を行い、ドローンを安全に飛行させ、既存の無線LANへの影響を防止することが重要になります。特に、工場などで無線LANを業務に使用している方にお勧めします。「新発売」
今後、ドローンは、物流、監視、防犯など都市部で使用することになります。ドローンは、2.4GHzを使用しており、既存の無線LANと電波干渉が発生します。
ドローン飛行のための電波調査として、Airmagnet、Chanalyzer、WiFiパケット分析ツールなどを使用して無線LANのヒートマップなどを含めた可視化を行います。調査に基づいて、お客様の業務に支障をきたさないような飛行禁止区域を設定、機体-送信機間の距離制限を設定し、ドローン墜落防止を行います。
特に、工場などで無線LANを業務に使用している方にお勧めします。また、920MHz、5.7GHzなどの他の周波数帯の調査も個別に対応可能です。
成果物
ヒートマップ
既存の無線アクセスポイント、ドローン送信機からの2.4GHz帯の電波の強度をヒートマップで表示します。また電波干渉も可視化できます。ドローンの飛行禁止区域を設定し、既存無線LANの干渉を防止します。
無線アクセスポイント一覧
ドローン送信機を含めた無線アクセスポイントの一覧を可視化し、各アクセスポイントへの干渉有無を表示します。
パケット分析
ドローンが通信しているパケット、既存無線LANの通信パケットを分析し、再送状況、回線使用率、ドローン機体からの受信レベルを可視化し、ドローン機体と送信機間の最長距離を設定し、通信不能による墜落を防止します。
サービス内容
サービス名 サービス内容 対象のお客様 提供料金(税込) ドローン飛行に伴う電波調査 ・既存無線LANへの電波干渉調査及び飛行禁止区域の設定
・ドローン機体と送信機間の電波調査により最長通信距離の設定(墜落防止)・工場などでドローンの活用を予定しているお客様
・市街地などの規制区域の飛行を計画しているお客様
・ドローン機体と送信機間の最長通信距離を知りたいドローン事業者の方5.5万円から個別に見積もりします。
特徴
①ドローン飛行前後の無線LANのヒートマップ、干渉の可視化
業界標準のAirmagnetを使用して、ドローン飛行前、飛行時によるヒートマップ作成、電波干渉を可視化します。
②周辺無線LANの一覧とドローンによる影響
ドローンが飛行する場所の周辺の無線アクセスポイントのSSID,MACアドレス、速度、使用チャンネルの一覧とドローン飛行時の影響度を明示します。
③お客様独自飛行禁止区域の設定
無線LANを重要な業務に使用しているエリアを、上記①、②の調査に基づきお客様独自の飛行禁止区域を設定します。
④ドローンのWiFiパケット分析による墜落事故防止
ドローン機体、送信機、スマホ間のWiFiパケットを詳細に分析し、再送、回線使用率、受信レベルなどを可視化することにより、現地における機体と送信機間の距離制限を設定し、墜落事故を防止します。
⑤ドローンの独自プロトコルの分析と墜落防止
DJIなどが独自で使用している通信プロトコル(OcuSync)などを分析し、周辺WiFiとの干渉と墜落防止状況を調査します。飛行前に事前に調査しましょう。
サービス提供エリア
日本全国(東京、埼玉以外は、別途交通費がかかります)
特にお勧めするお客様
・工場などでドローンの活用を予定しているお客様
・市街地などの規制区域での飛行を計画しているお客様
・ドローン機体、送信機間の最長通信距離を知りたいドローン事業者の方
電波調査による効果
①お客様無線LANへの電波干渉軽減
被害事例としては、国交省には報告されていませんが、2.4GHz帯は業務使われており、弊社の計算では、ドローン機体及び送信機を無線アクセスポイントから500m離して飛行する必要があります。お客様の既存の無線LANへの影響を軽減できます。
②通信不能による墜落、紛失防止
国交省の事故報告によると、ドローンの機体と送信機間で通信不能になり、墜落、紛失が5件発生しています(2018年度:事故全体37件のうち)。事前に飛行経路の調査、ドローン機体と送信機間の最大距離を測定することにより事故を未然に防止できます。
当社の強み
・無線LANの専門調査会社として、セキュリティから電波までの無線LANの専門性を強みとしております。
・無線歴35年、SI歴25年の専門家が対応します。
・自社所有の測定ツール(Linux,スペアナ、電波診断ツール、セキュリティ診断ツール、トラヒック診断ツール)により迅速に対応します。
動画